- HOME>
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)が日常生活に与える影響
睡眠時無呼吸症候群(SAS)が日常生活に与える影響
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、単に「いびきをかく」「夜よく目が覚める」といった症状にとどまらず、私たちの日常生活にさまざまな悪影響を及ぼすことがわかっています。この疾患がもたらす影響は多岐にわたり、仕事や家庭生活に支障をきたすことも少なくありません。
仕事や学業への集中力低下
SASの代表的な症状の一つに「日中の強い眠気」があります。これは、夜間の睡眠中に何度も呼吸が止まることで熟睡できず、結果として脳がしっかりと休息を取れていないために起こります。十分な睡眠が得られないことで集中力が低下し、仕事のパフォーマンスが落ちる、ケアレスミスが増える、記憶力が低下するなどの問題が発生します。学生の場合も、学習の理解力や定着力に悪影響を及ぼすことがあります。
家庭内でのコミュニケーションへの影響
いびきや頻繁な寝返り、突然の呼吸停止などが原因で、パートナーの睡眠にも悪影響を及ぼします。その結果、家庭内での睡眠の質が全体的に低下し、ストレスや不満の原因になることもあります。また、本人も慢性的な疲労感からイライラしやすくなり、家族とのコミュニケーションに支障をきたすケースもあります。
交通事故リスクの上昇
日中の眠気は、車の運転にも深刻な影響を与えます。とくに長距離運転や単調な道での運転時には、注意力が散漫になり、居眠り運転を引き起こすリスクが高まります。実際にSAS患者の交通事故率は健常者に比べて高いと報告されており、仕事で運転を必要とする方にとっては特に注意が必要です。
メンタルヘルスへの影響
睡眠の質が低下すると、気分の落ち込み、不安感、無気力といった症状が現れることがあります。SASによって引き起こされる睡眠不足や疲労感が蓄積することで、うつ病や不安障害といったメンタルヘルスの不調を招く可能性があるとされています。精神的な不調は、さらに睡眠に悪影響を及ぼすという悪循環を招くこともあります。
日常動作や健康管理の妨げに
常に眠気やだるさを感じていると、運動や外出がおっくうになり、活動量が低下します。その結果、体重が増加したり、血圧が上昇したりといった健康リスクが高まります。また、健康的な食事や生活習慣の維持も難しくなり、生活習慣病の悪化を招くことがあります。
社会的活動の制限
仕事や家事、趣味、旅行など、日常生活における活動意欲が低下し、人付き合いや社会参加の機会が減る傾向があります。これにより孤立感や自己肯定感の低下を招き、生活の質そのものが損なわれてしまうことがあります。
おおば内科クリニックへご相談ください
睡眠時無呼吸症候群は、適切な治療を受けることで日常生活への影響を大幅に改善することが可能です。当院では、患者様一人ひとりに合わせた検査・治療をご提案しております。日中の眠気やいびき、疲れが取れないなどのお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。健康的で快適な毎日を取り戻すお手伝いをいたします。