健康診断で尿酸値を指摘され、「ビールは一滴も飲まないのに…」と戸惑う方は少なくありません。
実は、尿酸値が上がる原因は「アルコール」だけではないのです。
1. 尿酸・プリン体・痛風の「意外な関係」
まず、基本的な仕組みをおさらいしましょう。
尿酸: プリン体が分解された後の老廃物です。
プリン体: 生命を維持するためのエネルギー源となる大切な物質。
痛風(発作): 尿酸が体内に溜まり、関節で結晶化して激痛を伴う炎症を起こす状態。
ポイント: 「プリン体は悪」というイメージが強いですが、実は体内で作られるプリン体の方が圧倒的に多いため、お酒を飲まなくても数値が上がることがあります。
2. 尿酸値が高くなる「4つの主な原因」
尿酸値は、体内で作られる量(産生)と、外に出す量(排泄)のバランスで決まります。
原因①:遺伝的な体質や腎機能の低下
遺伝的に尿酸を排出する力が弱い、または加齢や疾患で腎機能が低下しているケース。
原因②:過食や偏った食生活
ビール以外でも、甘い飲み物(果糖)や肉類・内臓系の食品、魚卵、肉類の摂りすぎは尿酸値を上げます。
原因③:肥満や運動不足
内臓脂肪が増えるとインスリン抵抗性(=インスリンが効きにくくなる状態)が生じ、尿酸の排出が妨げられ、体内に溜まりやすくなります。
原因④:ストレスや脱水
激しいストレスや、水分不足(サウナや激しい運動後など)も一時的に数値を上昇させます。
3. 「痛くないから大丈夫」は禁物です
尿酸値が高い状態(高尿酸血症)を放置すると、痛風発作だけでなく、腎臓へのダメージ(慢性腎臓病)や心血管疾患のリスクも高まります。
早めに受診すべき目安
・尿酸値が 7.0mg/dL以上
・過去に痛風発作を起こしたことがある
・血圧や血糖値、コレステロールも指摘されている
尿酸値が気になる方は「おおば内科クリニック」へ
尿酸値の上昇は、単なる「飲み過ぎ」ではなく、体質や生活習慣が複雑に絡み合っています。
京都市下京区のおおば内科クリニックでは、一人ひとりの原因に合わせた再検査や生活指導を行っております。「体質だから仕方ない」と諦める前に、まずは一度お気軽にご相談ください。